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鍼の感受性(効果の現れ方や痛みの感じ方)は極めて個人差が大きく、敏感な方には鍼先を皮膚に当てて刺さない「接触鍼」や、物理的に刺すことができない「てい鍼」を使って施術を行っています。最近、同一人物でも日によって鍼の感受性(痛みの感じ方)が変わることに気がつきました。夜更かしをしたり、ストレスでやや興奮気味であったり、メンタルが過敏な状態であると、普段よりも痛覚の閾値(痛みを伝える神経が興奮するレベル)が下がるようです。つまり、交感神経が著しく優位な状態では、鍼で痛みを感じやすくなるようです。
このことに気づいてからは、普段刺す鍼をしている患者様であっても、問診や脈診で現在の状態を把握し、適宜、接触鍼やお灸、整体に切り替えて施術を行っています。